【日本発祥】「空手」とは何か?紹介してみた。【祝オリンピック】

スポーツ

皆さんこんにちは!

今回はタイトルにもある通りオリンピックの正式種目に決定したことで話題になった空手が一体どんな競技なのかを紹介していきます。

それでは早速いってみましょう!

歴史

まず最初に空手は空手道とも呼ばれていて沖縄を発祥地とした武道です。大きな特徴としては一切の武器を持たずに素手で戦うところです。

中国拳法の伝来

空手は中国拳法を原形としていたとされています。しかし文献資料が少なくどのように発展したのかは正確には分かっていません。

一説には1372年に琉球(沖縄)と明(中国)の間で人々が派遣される往来時代が始まり、その時に明からきた武官の「公相君」(クーサンクー)という人物が中国拳法の手ほどきをしたようです。

また1392年には福建省から那覇の久米に約500人が移住してきました。その時に中国文化が導入されるかたわらこの中に拳法の達人がいてその人物が伝えたともいわれています。

神秘の格闘技

中国拳法の伝来によって琉球に古くからあった格闘技に影響を及ぼすことになりますが、発達の過程が明らかになり始めるのは17世紀初頭に島津藩が琉球を制圧して武器を取り上げ役250年間の厳しい禁武方針を行ってからです。

その禁武政策下で秘密裏に修練されていた空手は武器を奪われた民族が自己を守るための手段として技を深めていきました。

空手道という名称

いつ頃誰が言い出したのかは不明ですが、琉球古来の拳法を「テー」と称していました。

さらに中国に学んだ武術という意味から「唐のテー」(唐は中国)であることから「唐手」「カラ手」とも読みカラテとなった、という説が歴史的過程からして有力です。

そして時が経ち空手が価値ある教育の手段であることが認められ、人間形成への「道」という意味から「空手道」と呼ばれるようになったと考えられます。

形と組手

形(型)とは?

心と体の鍛錬を目的として行われる空手道の修行ですが、常に2人で練習することは精神的にも肉体的にも困難であるため1人でも修行できるよう考えられたのが形です。

形は様々な攻防のシチュエーションを想定した「突き」「打ち」「受け」「蹴り」の基本技を組み合わせて、沖縄で空手を伝えた人々によって考案されたものです。それぞれの形の内容により特徴のある名称がつけられています。

ほぼ全ての形の最初の動作は受けから始まります。また速い攻めの動きから一転して、受けの姿勢のまま相手を注視する動作は相手の技量を測るための時間で、その上で攻防の仕掛けを定めます。

組手とは?

形との大きな違いは実際に動く相手がいることです。組手は実戦で必要な勇気、決断、集中力などを克服するために実戦に近い修行として考案されました。

組手は基本的に寸止めではありますが実際に相手を突き、蹴り、打ち倒して勝敗を決める戦いを行います。

流派によって寸止めナシや防具やグローブを付けたりするなど、様々なルールがあります。

とここまで紹介してきましたが、上記の寸止めの試合(伝統派空手)とは違い本気で攻撃しあうフルコンタクト空手というものがあります。

代表的なものに極真空手があり、顔面への蹴りはアリですが突きは禁止になっています。

空手の楽しみ方

大人から子供まで楽しめる

誰もが空手に親しめるようにまず皆で楽しく頑張る空手として、全国の小、中学校を対象に全日本少年武道錬成大会が日本武道館で毎年開催されています。また、強い空手を目指す子供には全日本少年少女空手道選手権大会も同じく日本武道館で開催されています。

次に日本マスターズ空手競技は歳をとっても競技者志向の「強いおじさんたち」の大会です。現在では大会出場のための予選会が全国各地で開催されています。

他の格闘技での活躍

空手をバックボーンにしてボクシング、総合格闘技など打撃系の格闘技に挑戦する選手が多数います。

今の有名な選手でいうと那須川天心選手(キックボクシング)や堀口恭二(総合格闘技)などがおり、特に堀口選手は空手の動きと間合いを存分に生かした戦いをするのでとても面白いです。

このように他の格闘技で頑張る選手の試合を見るのも楽しいです。

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まとめ

空手とはどんなものでどんな歴史があるのかを今回は紹介させていただきました。

私もこの記事を書くにあたって色々な資料を調べ今まで知らなかったことをたくさん知ることができたので面白かったです。もしまた何か見つけたら紹介できればと思います。

今回は読んでいただきありがとうございました。