ミャンマーの国技「ラウェイ」とは?まとめてみた。

スポーツ

打撃系、組技系問わず格闘技は過酷なものですが、今回紹介するラウェイはその中でも1,2を争うくらいにルールが危険です。

まだ知名度はそれほどではありませんが、少しずつ試合が日本でも行われるようになってきていてこれから有名になりつつある面白い格闘技です。

ラウェイとは?

ムエタイとは違う

雰囲気はムエタイに似ているところはありますがラウェイの技術はムエタイなどの東南アジアの武術よりもインドの武術から強い影響を受けています。

ムエタイは8つの武器を使う格闘技で両手、両足、両肘、両膝を用いて戦いますが、ラウェイはそれに加えて頭も使えます。

また金的攻撃も故意でなければ認めれています。

ラウェイ
ムエタイ

両方を見比べてみるとムエタイはガードが高く蹴りが多めになっているのに対してラウェイはパンチや肘が多いですね!

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素手で戦う

時代が進み、スポーツ競技の要素が入っても素手または麻布を巻いただけの状態で戦う試合形式が今も続けられています。

素手で戦うため流血試合になることが多いですが、それでも選手が死亡することは滅多にありません。

判定はナシ

試合の勝敗はKOまたはTKOのみで決まり試合終了まで両者が戦っていた場合は判定ではなく引き分けになります。

基本的に相手が試合続行不可能な状態になるまで時間いっぱい戦い続けます。

新しいラウェイ

近代化

野外で砂を敷いた試合場で行われて噛み付きや目突きを認める場合もありましたが、近代化の波が押し寄せてきた結果ボクシングと同じリングで行われラウンド制も導入されました。

1996年にはラウェイをムエタイと並ぶ国際的スポーツとして確立させる目的でプロ興行として推進する部門が設立されました。

新しいルール

基本3分5ラウンドのインターバル2分になり1試合で合計4回ダウンか、1ラウンド3回ダウンでTKO負けになるようになりました。

その他にも安全性のため細かいルールが追加されました。

しかしこれはミャンマー以外の国で試合をした時の場合で、ミャンマー国内だとまた少し違うルールになっています。

日本に進出

2016年にはミャンマーから公認されてインターナショナル・ラウェイ・フェデレーション・ジャパンが設立されました。

その結果、日本人の選手もじわじわと増えてきていて、有名な選手でいうとコスプレファイター長島☆自演乙☆雄一郎選手などがいます。

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まとめ

日本ではまだマイナーな格闘技ではありますが、日本人選手のドキュメンタリー映画なども制作されたりもしていて知名度が上がってきています。

試合を見ると過激で今までにない格闘技だなと思えるのでぜひ1度ご覧になってはいかがでしょうか?

今回は読んでいただきありがとうございました!